と
バンクイックの保証会社
三菱東京UFJ銀行の「バンクイック」と信販会社(消費者金融)の「アコム」にどんなつながりがあるの?と不思議に思われる方もいるかもしれませんがが、実は「アコム」は「バンクイック」の保証会社になっているのです。
もともとアコムと三菱東京UFJ銀行は2004年に業務・資本提携をしており、2008年には三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社となっています。
インターネットで「バンクイック」と「アコム」、両方のサイト見てみると、金利の違いや(「バンクイック」は4.6%~16.6%で、「アコム」は、4.7%~18.0%)、「アコム」はコンビニなどでは手数料がかかってしまうなど、多少の違いはあるものの、インターネットでの審査が30分で回答がくる、即日融資可能、返済シミュレーションができるなど、多くの同じ様なサービスがあります。両方のサイトを見れば保証会社が「アコム」ということも納得できます。
「バンクイック」の審査は「アコム」が行っているということは、「アコム」の保証が受けられる人でないと借り入れができないということになります。
しかし、「アコム」で借り入れを断られた人はローンを組めないのかというと、まったくそうではないようで、アコムで審査に落ちた方でも申し込み出来た方もいらっしゃいます。
アコム社内にはバンクイックの審査担当部署があります。
つまりバンクイックではアコムとは異なる審査を行っていると言えます。
そこには当然親会社である三菱東京UFJ銀行からの指示・意向が反映されはしますが、実際にユーザーを審査するのはあくまでもアコムであり、ユーザーに対する保証もアコムがするため、当然審査の可決にはアコムの意向が色濃く反映します。
はっきり言ってしまえば「バンクイック」という商品の運営はアコムが担っていると言えます。そもそも大手都市銀行に一般の消費者に無担保で融資するノウハウがそこまで無かったからです。
三菱東京UFJ銀行グループになったアコムにとって、大きな変更としては不良債権化した貸付でしょうか。貸し倒れになったユーザーは、現在でもアコム自身が債権回収業務を行っています。
しかし現在ではアコムのさらに下に同じMUFGの「エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社」というサービサー(債権回収会社)が控えています。
その為、場合によっては以前より柔軟な融資が可能になったとも言われています。
また現在アコムでは多くの地方銀行のカードローン商品の保証業務を担っています。すでにその業務量はアコム自身の消費者金融業と肩を並べるほどになっています。
その為、アコムにおいては自社商品の審査と他社商品を保証する場合とで審査に差が出てきても不思議ではありません。
現実には詳しい審査の内容は差が明らかにされているわけではありませんが、銀行カードローンは「総量規定」の対象外となりますので、そのあたりを踏まえてアコムでは融資できないユーザーにも融資していくといった点から、アコムで落ちてもバンクイックの審査は通るといったことがあるようです。
バンクイックかアコムかどっちがよい?
スペック的には消費者金融であるアコムよりもバンクイックのほうが勝っていると言えます。アコムかバンクイックかと言えば、バンクイックを申し込むことをおすすめします。
また以前に「アコム」で審査が通らなかった方も、「バンクイック」なら通る可能性もあります。
ただしアコムを利用した時に、自己破産や任意整理をした方などは、バンクイックでも融資を受けるのは難しいかもしれません。
心配な方はアコムとバンクイックのサイトで簡単にシミュレーションもできますので、一度確認してみましょう。